朝夕の空気がひんやりと感じられ、 寒さも本番を迎える立冬のころ(7,8日ころ)

茶道の世界では、茶室の畳を切って床下に茶用の小さな囲炉裏を設置する

「炉開き」 が行われます。

そしてこの月は、茶人の正月とも言われる

「口切の茶事」 があります。

春に摘んだ新茶を、抹茶の原料となる碾茶(てんちゃ) と呼ばれる状態で

茶壺に詰めて、大切に保存し熟成させて炉開きのこの日に茶壷の封印を解きます。

サクラス店の棚に飾られているあの大きな壺が、まさに茶壺です!

秋の蔵出し茶のように、季節を越してじっくりと熟成され、

風味豊かな抹茶に仕上がるのでしょうね。

この時期には、茶人の正月と呼ばれるにふさわしく、茶室の畳や障子を替えて

懐石料理がふるまわれたりするなどして、盛大な茶事が行われるそうです。

抹茶には、女性にうれしい美容のビタミンCが豊富に含まれており、

茶葉まるごと余すところなく摂取できます。

また、これからの時期に気を付けたい風邪の予防にも効果が期待できます。

生活にうまく取り入れて、これから何かと忙しくなる年の瀬を元気に過ごしたいですね。

樋代

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です