先週の土日に初めてお茶事のお手伝いをさせていただきました。
そのお茶事は「燈火の茶事」といって、
暗い中、「燈火」を使って行う茶事でした。
炭手前、懐石までは明るく、濃茶からは茶席を真っ暗にしてお茶事をおこないました。
日常の中に、「太陽と月」「白と黒」「男と女」「陰と陽」といった対局の2極があり、
自分の考え方のポジションによって見方が大きく変わります。
学びが深ければ、深いほど、明確な答えはなく、自身と向き合い、対局があることに感謝することが、大切だと感じます。
答えがある話ではないのですが、このようなことを感じ、考える日もあってもよいかもしれません。
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最後に、坂村真民先生の詩をご紹介いたします。
「みめいこんとん」 坂村 真民
私がいちにちのうちで、いちばんすきなのは
みめいこんとんのひとときである
私はそのこんとんのなかに、みをなげこみ、てんちとひとつになって
あくまのこえをきき、かみのこえをきき、あしゅらのこえをきき、
しょぶつしょぼさつのこえをきき、じっとすわっている
てんがさけび、ちがうなるのも、このときである
めいかいとゆうかいとのくべつもなく、おとことおんなとのちがいものなく
にんげんとどうぶつとのさべつものない、すべてはこんとんのなかにとけあい
かなしみもなく、くるしみもなく、いのちにみち、いのちにあふれている
ああわたしがいちにちのうちでいちばんきがいをかんずるのは
このみめいこんとんのひとときである
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混沌とは、新たな光が生まれる創造の場。
心を広げて、新たな光を受けることのできる自己改革を進めていきたいです。