そして菊川茶市場は4月18日、掛川茶市場は4月20日に決定しました。
これは去年と同じ開始日となります。
去年は本当にお茶の出来の良い年だったので、同じように今年も安心できる味覚の持ったお茶ができると良いと考えています。
本当に毎年天候状況でお茶の内容が違うので今年のお茶がどうなるかが楽しみでです!!
皆様に喜びの声をお届けできるようにがんばります!!
4月8日の掛川市内西郷(中部/五明)の茶園状況
下記は昨年もご紹介したおいしい新茶の選び方です。ご参考にご覧ください
おいしい新茶の選び方 その2
2.日本茶の品種とは?生産地は?
お茶の目利きになるためには、今どのようなお茶があるのかを知らなくてはなりません。実は現在、国内で製造されている日本茶の八割近くは「やぶきた」という名前の「品種」になります。よく「やぶきた茶」などと呼ばれますが、お茶にもお米のように品種があり、現在ほとんどこの「やぶきた品種」のお茶が全国で製造されています。
ですから、お気に入りのお茶もそうでないお茶も実は「やぶきた茶」かもしれません。
では同じ品種なのになぜそんなに味覚がいろいろ違うのでしょうか?
なぜならお茶の味はその土地の風土によって作られるからです。同じ「やぶきた品種」でも静岡で作るのと、鹿児島で作るのでは味覚が大きく変わりますし、作る生産農家さんのお茶の育て方でも大きく違うのです。
〔鹿児島県茶園写真↓〕
鹿児島かぶせ茶園写真1 鹿児島かぶせ茶園写真2 乗用型摘採機が多い
〔静岡県茶園写真↓〕
静岡露地茶園写真1 静岡露地茶園写真2 静岡露地茶園ハサミ摘み
現在の日本茶の二大産地は、静岡県と鹿児島県です。静岡県で全体の四〇%近く、鹿児島県で二〇%近くを製造しています。
静岡県ではその中でも八割近くが「やぶきた品種」を製造しております。そして生産方法の特徴としては、「露地栽培」が中心です。
鹿児島県では、「やぶきた品種」が五割で後は「ゆたかみどり品種」や「あさつゆ品種」など他品種を製造していて、「かぶせ栽培」が特徴のひとつです。ポイントしてまとめますととして「露地栽培」と「かぶせ栽培」で同品種でもお茶の味覚が違います。そして生産地でお茶の作り方にも違いがあり味覚も違うのです。各産地の味覚の特徴は実際に飲んで比較することをおすすめします。そして自分好みのお茶がどの産地の「やぶきた茶」なのか?または、どの産地のやぶきた品種以外のお茶なのか?まず把握することが、お好みのお茶を見つける近道の一つです。